ゴルフ会員権 預託金の回収 (2)

      2017/02/05

(ポイント 2)

  • ゴルフ場から売上を回収すると言っても、売り上げた現金を動産執行手続によって回収するのは難儀で、とても現実的ではない。

執行官にゴルフ場に臨場してもらい、現金を差押えてもらうのであるが、月1回しかゴルフ場には        臨場してもらえないとともに、現実には、3、40万円程度しか差押えてくれない。

動産執行1回の予納金は3万5000円ないし5万円程度であり、他の債権者が動産執行を申立てていて      事件が併合されていると差押えてもらった売上は按分されることになる。

かつて、1つのゴルフ場の売上金を差押えるため、動産執行を約1年間で10回を申立てたことがあり      ましたが、配当額から予納金等の実費を差し引いた実質的な回収額は 120万円程度で しかなかっ        たという経験をしています。労多くして益なしでした。

  •  そのため、クレジットカード会社がゴルフ場に支払ってくれる、カード利用に関する債権を、債権差押手続により回収を図ること検討することが本筋ということになる。

何十人、何百人分かの売上を根こそぎ回収することが可能で、当てれば、1月か、数ヶ月を回収を       完了させることができます。

 

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