土地台帳は誰でも取得できます

   

相続人調査の必要に迫られ、土地が所在している市のを市役所に「市町村合併前の △△郡〇〇町××番地の地番はどこになるのでしょうか」と、根性を出して、電話で聞いてみました。

市民課から固定資産税課へ、固定資産税課から都市計画課へと電話が回されましたが、「現在の〇〇町△△番地」となることを教えてもらいました。地番が判明したのでは次ぎは登記情報提供サービスでの登記情報を取ってみました。

登記情報には「平成16年8月30日調整」と記載されていて、平成6年3月29日受付の登記が一番古いものでした。

明治まで遡りたいので、これでは用が足りません。そのため次ぎは、閉鎖されている不動産登記簿を、保管している法務局(支局)から取り寄せしてみました。申請書に「明治31年当時の所有者を調べている」とのメモを付けておいたところ、親切にも担当者が電話をくれました。
私が請求する不動産の閉鎖登記簿には、明治31年からの記載がされているが、私の求めている人は、登記には権利者として載っていないということです。私は「では、明治31年より前の権利者を調べるにはどうしたらよいでしょうか」と尋ねてみたところ、「もし、調べるとすると、土地台帳の写しを請求してもらうしかないでしょうね」という返事でした。

土地台帳の写しは、どうやって請求すればよいのでしょうかと聞いたところ、いつも使っている、不動産用の登記事項証明書登記簿謄本・抄本交付申請書を使って請求してもらえばよいということした。欄外にでも「土地台帳を請求する」と分かるように書いておいてください、ということでした。

土地台帳の請求などしたことなどありませんでしたが、取れるということで請求をしてみました。下が送られてきた土地台帳です。

土地台帳の交付申請費用は、登記簿の場合と同額の600円となります。土地家屋調査士しか取れないということはなく、誰でも請求可能です。

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